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国内銀行が検討中の仮想通貨「Jコイン」への期待と不安ポイント

みずほが主体となり、国内の銀行と手を組んで開発を検討している新たな仮想通貨「Jコイン」の情報が発表されました。

日本円と連動した価値を有し、無料で個人間送金を行えるメリットを有したこのJコイン。先日みずほが開いた勉強会には、ゆうちょ銀行や各地銀など計70行が参加したと言います。

既存の銀行預金・送金よりも手数料が安くスピーディで、仮想通貨独特の異常な価格変動リスクを排除したJコインは、日本国内での決済や銀行のあり方をより良くしてくれるものと個人的に期待しております。

 

しかし、「メガバンクが陣頭指揮を振るう」という点からか、不安や疑問視する声もネット上では多く見受けられます。

僕個人は結構期待している通貨なんですけどねぇ…

というわけで、以下にJコインの概要と期待できるポイント、不安なポイントについてまとめておきたいと思います。Jコイン懐疑派はよく読まれたし。

 

【もくじ】

 

Jコインの概要

Jコインはみずほフィナンシャルグループが中心となり、Jコインを扱う会社(おそらく発行主体)を設立、国内数十の銀行と連携して創設を目指している仮想通貨です。

国内大手銀行が発行主体となる安心感がある他、スマホ等を利用した決済や個人間無料の送金を行えるメリットがあります。

一方、銀行側のメリットとして「業務を効率化して人員が削減できる」「海外企業に奪われていた決済データを国内で蓄積できる」という点もあり、2020年までの開始に向け検討が行われているということです。

 

Jコインの特徴は「日本円のペッグ通貨」であること。つまり日本円と同等の価値を有しており、USD/JPYが110円の時、USD/Jコインも同様に110円になる、ということですね。

「これならそもそも日本円でスマホ決済できる電子マネーの方がいいじゃん」という話にもなりますが、Jコインの場合は送金が行えるので、より活用しやすくなっています。

 

なお、現状ではJコインは「国内での決済・送金手段」として検討されているようで、bitFlyerなど仮想通貨取引所への上場やブロックチェーンの導入が行われるかは不明です。

ニュース記事を見ると「専用アプリを使って銀行口座の日本円をJコインに変える」という構想があるようなので、実質的にそのアプリが「Jコイン専用の仮想通貨取引所」になるのかもしれませんね。

それを考えると、ビットコインやイーサリアム等、市場性・投機性を有するその他の仮想通貨とは異なるクローズドな用途の通貨になりそうです。

 

Jコインに対する僕の期待

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さて、個人的にはこのJコインに期待しているのですが、その理由は「仮想通貨の知識がない一般大衆にも信用され、広まっていく可能性がある」ということです。

そうなることで、無料あるいは格安の手数料での送金メリットを多くの人が享受できるようになるので、よりお金のやり取りが便利になるなと思っています。

なぜそう言えるか、ポイントを以下並べます。

 

日本の大手銀行が発行主体(?)である

これが僕がJコインに期待する最も大きなポイントです。

仮想通貨に詳しい人からすると「こんなん仮想通貨じゃねえ」なんて意見が多いのですが、そもそもJコインは決済・送金手段なので、他の仮想通貨(暗号通貨)っぽくある必要はありません。

 

ビットコインやイーサリアムが一般に普及するに当たって足りないのは、仮想通貨に対する知識がない一般大衆の信用です。

発行主体がない点、ブロックチェーンという技術、スマートコントラクトの仕組みなどは仮想通貨の大きな強みですが、それを理解していない人には「怪しい」としか映りません。

Jコインであれば、みずほ銀行やゆうちょ銀行といった日本の大手銀行が主体となって提供する通貨なので、仮想通貨を全然知らない人でも安心して利用できる期待があります。

まだまだ仮想通貨を保有している人はマイノリティなので、今仮想通貨に関心や知識がない層を取り込むことができれば、国内の金融事情も進化していくことでしょう。

 

日本円と価値が連動している

これも一般大衆に対する信用確保に繋がります。現状の値動きが激しすぎる仮想通貨は決済・送金手段としてはそぐわない上、一般人にとっては「仮想通貨は危険」という認識にどうしても繋がってしまいますからね。

また、円からJコインに替えても仮想通貨で得た利益に対する税金の計算が生じないので、決済手段としてビットコイン等よりも使いやすいのは確かです。

仮想通貨投資家として欲を言うならば…

取引所で仮想通貨⇔Jコインの交換ができて、かつ「仮想通貨同士の両替時点では課税されない」と国税が判を押してくれたらベスト。そうすれば、Jコインの存在意義は飛躍的に大きくなります。

Jコインは日本円と連動するので、「仮想通貨の暴落局面にJコインに両替⇒反転相場でJコインを他の仮想通貨へ」というリスクヘッジが可能になるからです。

現在はアルトコイン⇔ビットコインで同様の為替リスクヘッジを行っている投資家が多いですが、日本円ペッグのJコインであればより有効に働きますね。

(注:「仮想通貨同士の両替が利益確定に該当し、利益の申告義務が生じるのでは」という見解が民間人の間にはあります。実務上利益額を正確に算出することは現状不可能なので、課税対象にはならないだろうと僕は考えています)

なお、法定通貨ペッグの仮想通貨には先駆者にTether(テザー)がありますが、Tetherは日本の仮想通貨取引所では売買できないし決済手段も有していないため、現状日本国内ではJコインに大きく分があると考えます。

 

Jコインで不安に思うこと

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以上のように僕はJコインに期待を寄せてはいますが、一方で確かに「本当に世の中が良くなるのか」と懸念すべき事項、不安材料も存在します。

 

リリース予定が遅すぎる

ニュースでは「Jコインの開始は2020年までを想定」としていますが、これはあまりにも遅い。

仮想通貨市場はめちゃくちゃスピードが速く、新しい便利なサービスもガンガン生まれてくるので、せいぜい来年上半期までにはリリースできていないと苦しいのではないかと。

もしリリースが2020年になったとしたら、その間により便利な日本円ペッグ通貨が普及しているだろうし、もしかしたら田舎のおばあちゃんまでビットコイン決済をする世の中になっているかもしれません。

人員も多くてお堅いメガバンクが陣頭指揮を取り、何十という銀行を束ねて行うプロジェクトなので、このスピード感の遅さが致命的な失敗に繋がる可能性は高いだろうと心配しています。

「他の仮想通貨でいいじゃん」と言われる前に、とにかく早くリリースして日本国内に浸透できなければ、Jコインの勝利はないと思います。

 

アプリ限定はやめてくれ

現状では専用スマホアプリからJコイン決済や購入、送金を行う構想だと言いますが、これだとJコインの有用性が薄くなってしまうと思います。

なぜかと言うと、Jコインは現在仮想通貨を保有しているリテラシーの高いマイノリティよりも、仮想通貨の知識がない一般大衆市場を相手にすべきなので、スマホアプリが使えない層へのアプローチを考慮すべきだからです。

 

スマホアプリ限定にしてしまうとより大きなユーザー層を取りこぼしますし、何より我々リテラシー高い側も、一般大衆が仮想通貨による決済・送金を使うようにならなければ仮想通貨の利用メリットが増えませんからね…。

家賃の支払いとか旅行代金の清算とか、細かな所で仮想通貨送金を使いたいんですよ。。。銀行送金は手数料かかるし現金払いは面倒だし。

 

杞憂に終わればいいのですが、もしかしたら各行がこういった事情を考慮せず、スマホアプリという提案に囚われてしまうのではないか…という懸念が僕にはあります。

Jコインはスマホだけでなく、ペーパーウォレット(QRコードを印刷したカードで決済できるやつ)での支払いとATMでの購入・送金を必須にする必要があるんじゃないかと考えます。

こうすることでリテラシーの低い人でも従来の銀行を使うように決済・送金を便利にでき、かつ既存仮想通貨の脅威にも対抗することができるようになるはずです。

 

結論:Jコインはやっぱり国内で有望なはず

僕は冒頭から話している通り、Jコインに対しては日本市場での優位性を期待をしております。

ビットコインなど既存の仮想通貨に比べて遥かに国民の信用を得やすいJコインは、スマホやPCが使えないユーザーでも気軽に利用できる仕組みを整備することで爆発的に拡大する可能性があるからです。

また、日本円ペッグ通貨ということで、他の仮想通貨に対する為替リスクヘッジの役割も多いに期待できるため、その点でも有意義だと思います。

 

とはいえ仮想通貨市場は日進月歩ですし、その他の技術も用いてのフィンテック革命は今まさしく世界を覆っているところなので、Jコインのリリースは一刻も早く行われることが重要でしょう。

この事業のスピード感については大手企業・銀行・コンソーシアムがそれぞれ苦手とするポイントなので、三重苦であるJコイン事業体には組織の抜本的改革をもって頑張って頂きたいなと思っております。

 

 

編集後記 - 見える世界の違い

仮想通貨投資をやっていると改めて実感するんですが、先端技術に触れている人と全く触れていない人では、見える世界も価値観も全くもって違うんですよね。

 

海外の友人にお金を送るのに、一方ではイーサリアムを使って数十円の手数料で即日送金する。もう一方ではメガバンクに6,000円近い手数料を払って、一週間ほどで入金を完了する。

参考記事:仮想通貨が圧倒的優位!海外送金と仮想通貨送金の手数料を比較したよ

一方は「銀行に金を預けてても増えないし、日本シケてるよなぁ」と文句を垂れるのに対し、もう一方は数%の金利が付いて引き出しも簡単な手段でお金を管理している。

参考記事:BANKERAから初の配当(収益分配)を貰った。大盤振る舞い!

 

とある集落では、ネットスーパーを活用して自分の時間を楽しむおばあちゃんAと、片道車で30分かけてスーパーまで買い出しに出かけるおばあちゃんBがいる。

「携帯料金高くてお金ないよー」と嘆く友達に、「俺格安SIMだから毎月お前の1/3しか払ってないわ」と余裕の表情をする若者がいる。

選挙の投票をするのにわざわざ投票所まで行って、投票用紙に鉛筆で記名して投函させる国があれば、家から出ずにネット上でわずか数分で投票完了できる国もある。

 

新しいテクノロジーを活用して便利に効率良く日々を過ごしている僕達は、昔ながらの非効率でアナログな手段しかできない人に対して「勉強してやればいいのに。もったいない」と考えます。

ですが、アナログな人達は「そんなん言われてもよーわからん。非効率でも今までこれでやってきたんやで、しゃーないし悪いことないやろ」で終わりなのです。

 

彼らは新しいこと、よく分からないことを理解できず、受け入れられないので、新しいテクノロジーの恩恵も受けられないし世の中の進歩から取り残されているんです。

ゆえに見える世界が古い。考えることが古い。いつまでも非効率な行為を疑問と思わずに繰り返し、現状維持がベストであると勘違いし続けるのが彼らです。

僕はいま人口2万人未満の田舎町に住んでおり、老若男女問わず多くの住民がそんな感じなので、日本が衰退していく様をこうした面からも強く感じています。

 

でも皮肉なことに、僕達よりもそうした「IT・金融リテラシーの低い人々」の方が多く、少なくとも仮想通貨なんて新しい市場はまだ全然そうした人々を取り込めていません。

もちろん、世界レベルで見たらそうしたリテラシーの低い人々を囲い込む行為は非効率なので進んでいないことは分かります。

しかし、日本国内に限定した場合はどうしてもリテラシーの低い層のボリュームの方が大きく、国内市場で拡大するためにはこの層の取り込みが欠かせないと僕は思っています。

 

だからこそ、Jコインはそうした人々のために目線を落としてあげて、誰でも気軽に仮想通貨決済・送金のメリットが享受できるシステムにして欲しいなと。

そうしたら、銀行の信用とネットワーク、インフラを活用できるJコインは最も日本におけるシェアを獲得できる仮想通貨になるはずです。

 

…お年寄りをターゲットにした生活をより便利にできるサービスってチャンスあるんじゃないかなぁ。何かやってみようかしら。

 

【次はこの記事もオススメ】

⇒あくまで決済の話に絞ると、現金よりJコインよりクレジットカードがおすすめです。ポイント貯まりますからねー。

⇒Jコインでない普通の仮想通貨を始めたいあなたはこちらの記事をどうぞ。仮想通貨投資を通じて世の中の先端を知ることもできますし、やって損はないんですがね。

⇒今は普通預金にお金を預けてても全然増えず、各手数料でむしろマイナスになる時代。預けるより投資しましょう。